野川とハケの森の会

国分寺崖線の森の豊かな自然を次世代に伝えるためにできること

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野川ってどんな川?

位置

野川 春
野川は、国分寺市の湧水に源を発し、国分寺崖線(ハケ)に沿って、随所で湧水を集めながら、小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区の東京都下を流れ、二子玉川から多摩川に注ぐ全長20キロメートルの清流です。途中で入間川、仙川の水も集めます。

湧水

野川 初夏
野川には国分寺崖線沿いに数多くの湧水地があり、私たちが主に活動している 世田谷区内の崖線沿いだと実に35ヵ所の湧水地があるといいます。これら湧水地と、湧水地を育むハケの森の豊かな自然のおかげで、野川沿いには実に多くの生物がいます。

生物

野川 盛夏
カワセミなど70種を超える野鳥をはじめ、ホタル、トンボ、チョウ、カブトムシなどの昆虫や、メダカ、コイなどの魚、カメ、ヘビ、タヌキなど様ざまな生物のほか、可憐な花々をつける四季折々の野草や、サクラ、ユキヤナギ、ツツジなどが咲き競います。

改修

野川 秋
現在の野川は、1969年に始まった改修工事で川幅を大幅に拡幅、湧水池も備えたため洪水の心配がなくなりました。以前は川幅が狭く、蛇行を繰り返し、長雨が続くと氾濫、周囲の田畑は冠水したそうです。いまは下水道整備で水質も向上しました。

懸念

野川 冬
東京都下に残されたこの豊かな自然環境を貫いて、外環道路を通す計画がいま持ち上がっています。また、宅地開発等で湧水量が減り、夏ごろに渇水に見舞われることがあります。次世代以降のためにも、この大切な自然を守っていきたいものです。