河川ボランティア活動で環境向上に貢献
私たち「野川とハケの森の会」が2007年7月30日、東京都庁・都民ホールで開かれた「東京の川を考えるシンポジウム2007」で、東京都と東京都公園協会から、「多年にわたり野川とその流域における河川清掃や生態調査・水質調査などのボランティア活動を通して、良好な河川環境の向上に貢献した」として、東京都河川ボランティア表彰を受け、感謝状を贈呈されました。東京都の河川ボランティア表彰は、「緑の東京10年プロジェクト」を推進し、緑化への機運をさらに高めるため、その一環として、今年度から、①河川環境の向上(河川清掃、生物・水質調査等)、②魅力の向上(周辺マップの作成、舟運、クルーズツアーの運営等)、③次世代の育成(環境学習、子どもの水辺活動等)の3部門で、顕著な功績があった団体等を表彰し、感謝状を贈るもの。ハケ森会は、①の河川環境の向上で表彰されました。
表彰式では、当会の活動について以下のような説明がありました。
「野川と野川に沿って残る国分寺崖線(ハケ)の豊かな自然を次世代に伝えるため、地域住民として何かできることはないかという想いから結成され、<自然との触れ合いを通じて地域住民との交流を図る><自然環境保全のためのボランティア活動を行う>ことを目的として活動している団体である」
「交流活動として、世田谷区内を中心に自然観察会・写真展・講習会・懇親会などの開催、学校の自然学習への協力、地域住民との交流活動の企画実行を行っている」
「保護・改善活動として、河川敷・崖線周辺の清掃・整備、自然環境の調査・記録などの企画実行を行っている」
「平成14年度から活動を開始して以来、毎月清掃活動や自然観察会等を実施し、野川に親しみ、育て伝える活動を勢力的に行っている」
当会のほかに、表彰された河川ボランティア団体は、「箱四町会」(墨田川)、「鶴見川育成会」(鶴見川)、「金山調整池ワークショップ」(柳瀬川)の3団体。
表彰式後、当会の中川清史会長は「今年度から始まった河川ボランティア表彰で、他の3団体とともに最初に選ばれたことは、大変光栄です。これは、ひとえに会員の皆さまの日頃の活動努力と、それを支えていただいた地域住民のご協力があってこそ。これを励みに、会の趣旨である<野川とハケの森>の自然環境保全のため、より一層の努力を重ねていく、そのための表彰である、と感じました。」と語りました。